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こどもチャレンジ企画にチャレンジし続けた夏…から秋



久しぶりに「司書が司書に取材」しました。なぜなら2023年の夏…スタッフの企画へのチャレンジと利用者の方々のチャレンジが猛暑に負けずに熱く続いたからです。


第一弾は「夏のこどもチャレンジ!紙製ヨーヨーつり」


【中央】夏のこどもチャレンジ - 稲城市立図書館 (library.inagi.tokyo.jp)

紙製ヨーヨーつりのポスター


夏休みです!
中央図書館では、不定期に10冊借りると楽しいことに
挑戦できる「こどもチャレンジ」企画を行っています。
今まで、たくさんのお友だちが挑戦してくれました。
今度のこどもチャレンジで挑戦してもらうのは、

「紙製ヨーヨーつり」です。
みなさんの挑戦、お待ちしています!
期間:8月1日(火)~8月15日(火)
場所:中央図書館
挑戦できる人:10点借りた人(AV資料も含む)

 
司書が司書に取材した⑦ 企画の広がりはどこまでも(1)――中央図書館開館15周年企画の裏側|稲城市立図書館note【公式】


「紙製ヨーヨーつり」は2021年の中央図書館15周年記念企画で誕生した企画です。
この年の夏は各地のお祭りや行事、居住地以外への移動などに自粛が求められていました。「せめて図書館に来館してくれた子どもたちに向けて、夏休みならではの体験型の企画をやろう。」というスタッフの思いから始まりましたが、チャレンジするお子さんたちの真剣で楽しそうな表情、元気いっぱいの姿が印象に残る企画になりました。

時は過ぎて、今年の夏。数年ぶりに各地のお祭りや花火大会が復活する明るいニュースが聞こえました。「図書館でもまた“あの企画”をやろう!」決まるが早いか、当時“貸し出し促進班”だったスタッフを中心に準備が進みました。この機動力、鈍ってない!

スタートの8月1日から15日間でヨーヨーつりにチャレンジした人数は352人!
10冊借りるとチャレンジできることをお声がけをすると、訴えるように目を大きくして親御さんを見上げるお子さん。欲しい色のヨーヨーがなかなか釣れなくて、長時間頑張るお子さん。妹さんの釣り竿に手を貸して怒られるお兄ちゃん。…いつもの図書館では見られない子どもたちの表情にスタッフの目尻も下がりました。

夏のこどもチャレンジ(第二弾)「的あてミッション!モンスターを倒せ」


さて、好評でしたので、8月後半にもチャレンジ企画をすることになりました。
題して
「夏のこどもチャレンジ 的あてミッション!モンスターを倒せ」
【中央】夏のこどもチャレンジ(第二弾) - 稲城市立図書館 (library.inagi.tokyo.jp)


的あてミッション!モンスターを倒せ

夏休みです!
中央図書館では、不定期に10冊借りると楽しいことに
挑戦できる「こどもチャレンジ」企画を行っています。
今まで、たくさんのお友だちが挑戦してくれました。
今度挑戦してもらうのは、

「的あてミッション!モンスターを倒せ」
なんと利用案内ゲーム「おいでよ稲城市立図書館」
とのコラボ企画です。
みなさまの挑戦をお待ちしております!

 
期間:8月16日(水)~8月31日(木)
場所:中央図書館
挑戦できる人:10点借りた人(AV資料も含む)

「ヨーヨーつり」の後に「的あて」…最近のお子さんの心に響くのだろうかと、思わないでもありませんでした。「10冊借りていただいたので、的あてにチャレンジできます。」とお声がけしたときに「別にいい」なんて言われるんじゃないか…とか。

ところが、そういったネガティブな反応は聞こえてきませんでした。保護者の方に「急いでいるので」と断られることも少なく(まれに本当に急いでいる方もいらっしゃり、お子さんに残念な気持ちをさせてしまい申し訳なかったことも…)こちらの突然の企画にも楽しく付き合って下さったのでした。

こうした企画に予算が付くわけではありません。材料は元からある事務用品(輪ゴムやプリント用紙)や段ボール、ペットボトルの蓋などでまかないます。完成したものがどれぐらいの力でどう飛ぶか、難しすぎないか、簡単すぎないか、安心して遊べるか、笑顔になれるデザイン、分かりやすいルール、興味を引く広報。丁寧な準備をして行っているので、期間終了時はお子さんだけではなくスタッフも寂しさがあるくらいです。

第2弾には別の狙いもありました。利用案内ゲーム「おいでよ稲城市立図書館」(以下OIT)の宣伝です。的になっているモンスターはOITに登場する悪役キャラクター。名前もあります。「大声こうもり」「本ぬらしスライム」「本の返却おくれ魔」「本破いちゃウシ」「ケータイスマホ使い」「ライブラリ・ドラゴン」。中央図書館を再現したゲーム中のマップのどこに居るのかは、ゲームをしてのお楽しみ。

図書館のゲームを作ってみるのはどうだろうか!|稲城市立図書館note【公式】


2022年7月突如、貼られたリリース告知の掲示


また、参加賞としてゲームにアクセス出来るQRコード付きのミニカードをお渡ししました。悪役の種類分のカードを「全部揃えるんだ!」と更なるチャレンジをするお子さんも。その他の感想としては「このゲーム、学校でやったことあるよ。家でもやっているよ。」(市内の小学校では、図書館の利用案内としてこのゲームを使っているところも。)「ちょくちょくバージョンアップしているよね!」…製作者が泣くほどうれしい感想です。OITは大きなバージョンアップ(現在Ver.3です。)のほかに、図書館の行事や企画の案内をゲーム上にも展開しているので、数か月おきにミニリリースがあるのです。(図書館でのプチエピソードも随時追加していて、見どころはたくさん!)この期間のOITアクセス数を検証したところ、狙い通りに微増していました。

大好評のモンスターカード

秋のこどもチャレンジ!「ころころぽとん」

9月。夏休みも終わり、平日の静けさが戻ってきました。それでもチャレンジ企画は続きました。
【中央】秋のこどもチャレンジ - 稲城市立図書館 (library.inagi.tokyo.jp)


ころころぽとんのポスター


秋ですね。
中央図書館では、不定期に10冊借りると楽しいことに
挑戦できる「こどもチャレンジ」企画を行っています。
今まで、たくさんのお友だちが挑戦してくれました。
今度挑戦してもらうのは、

「ころころぽとん」
秋なので、お月見仕様の遊びを準備しました。
うさぎのすあなにおだんごを落とすようなゲームです。
実際にどんなゲームか、ぜひ見に来てくださいね!
みなさまの挑戦をお待ちしております!

 
期間:9月1日(金)~9月15日(金)
場所:中央図書館
挑戦できる人:10点借りた人(AV資料も含む)

これまでに図書館では「輪投げ」「けん玉」「ゴム鉄砲」など様々な遊びを企画に取り入れていて、もうアイデアは出尽くしたと思っていました。図書館の中での様々な制約(小さなスペースで出来る、騒がしくならない、幼児~小学生が楽しめる、サステナブルに準備できる等)もあるからです。見事に裏切ったのがこの企画でした。

2本の棒(それぞれ片側が壁に固定されている)の上に野球ボールほどの玉を載せて、手前を下げるとコロコロっと転がります。ウサギの巣穴の上で棒を開くとポトン!と落ちるゲームです。

8月のチャレンジから継続して参加している親御さんからは「よく考えますね~♪」「家でも作ってみたい。」という感想も。絶妙な力加減、集中力、勇気が必要な高度で楽しいチャレンジでした。可愛いうさぎのポスターを見上げながら「パパ、ころころぽとん、やりたい」とつぶやくお子さんもいました。また来年も出来るかもしれません。

長いですか?そろそろ読むのも疲れてくるころですね。2か月のチャレンジ企画ですからどうしても長くなってしまいます。もう少々お付き合いを。

秋の子どもチャレンジ(第二弾)巣穴にぴょん



中秋の名月の時期でもあり。締めのチャレンジもウサギが主役です。
【中央】秋のこどもチャレンジ(第二弾) - 稲城市立図書館 (library.inagi.tokyo.jp)

巣穴にぴょん!のポスター

秋です。
中央図書館では、不定期に10冊借りると楽しいことに
挑戦できる「こどもチャレンジ」企画を行っています。
今まで、たくさんのお友だちが挑戦してくれました。
今度挑戦してもらうのは、

「巣穴にぴょん!」
秋なので、お月見仕様の遊びを準備しました。
トイレットペーパーで作ったうさぎを
すあなの中にポン!と飛ばすゲームです。
みなさまの挑戦をお待ちしております!

 
期間:9月16日(土)~9月30日(土)
場所:中央図書館
挑戦できる人:10点借りた人(AV資料も含む)

今回の仕組みもサステナブル。水を入れた大きなペットボトルに金属のハンガーを半折りにして貼り付けたものがジャンプ台。ウサギはトイレットペーパーの芯をカットしてスタッフが表情を書きました。丁度よい塩梅で弧を描きウサギが跳ねるのです。跳ねた先にある巣穴に入ればチャレンジ成功!

 参加者数は以下の通りです。

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1.8/1~8/15 夏のこどもチャレンジ!紙製ヨーヨーつり 352人
2.8/16~8/31 夏のこどもチャレンジ 的あてミッション!モンスターを倒せ 236人
3.9/1~9/15 秋のこどもチャレンジ!ころころぽとん 220人
4.9/16~9/30 秋のこどもチャレンジ 巣穴にぴょん! 286人
合計1,094人
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本当にたくさんのチャレンジをありがとうございました。
これらによる貸出冊数は 10,940冊。読書促進にも大貢献でした。

 こどもは圧倒的に遊ぶのが好き!挑戦するのが大好き!やる時は一生懸命、達成するまで続けたい!…これは年齢に差は無く、みんな同じでした。加えるなら、「図書館ってなんだか楽しいこともやっているから好き。」と感じてくれていますように。

 司書のチャレンジも続きます・・・!

ハロウィンこどもチャレンジ


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