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スタッフおすすめ本『しろいうさぎとくろいうさぎ』

今回のおすすめ本は、『しろいうさぎとくろいうさぎ』です。

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書名:『しろいうさぎとくろいうさぎ』
著者:ガース・ウイリアムズ/文・絵 まつおか きょうこ/訳
出版社:福音館書店
請求記号:E/ウ
資料コード:610999380 他

しろいうさぎとくろいうさぎは楽しく遊んでいましたが、
くろいうさぎは何度も悲しそうな顔をして考え込んでしまいます。
くろいうさぎが考えてたこととは…?
くろいうさぎが考えてたことを知ったしろいうさぎは…?

原題は『The rabitts’ wedding』で1958年にアメリカで出版されました。
日本語訳の初版は1965年で、長く読み継がれている絵本です。
絵はほぼモノクロで、ひなぎくときんぽうげ、たんぽぽのみ黄色く色付いています。
原題に「wedding」とあるようにハッピーエンドで幸せな気持ちになる絵本です。

私がこの絵本に出合ったのは、約20年前に図書館で働き始めた頃に、都立日比谷図書館(現・千代田区立日比谷図書文化館)で行われた児童サービスの研修です。この研修の絵本の講義にて紹介されました。
講師のお話によると、一時期この絵本が図書館員の間で結婚式の余興で読むことが流行ったそうです。

それから数年後、うさぎが好きな私の親友が結婚した際に、お祝いと一緒にこの絵本もプレゼントしました。

さらに数年後、私が研修等でお世話になっていた家庭文庫の方に結婚の報告をした際に、この絵本をプレゼントしていただきました。その本の奥付を見ると、「2009年4月1日 第141刷」と記されています。

いつか娘が結婚する際に、その年に刷られたこの絵本をプレゼントしたいと
密かに思っていますが、その日は訪れるのでしょうか…?

原題:The rabbits’ wedding
著者:Williams, Garth/文・絵
出版社:Harpercollins Childrens Books
請求記号:FE/W
資料コード:611246711 他