図書館ブログの紹介
こんにちは。稲城市立図書館です。
稲城市立図書館では図書館ホームページ上に「iブラリブログ」というブログを公開しています。図書館スタッフが不定期に更新していて、ブログ内にはスタッフが自由なテーマで記事を書く「スタッフコラム」とスタッフのおすすめ資料を紹介する「おすすめ資料」があります。
今回は図書館スタッフによる、おすすめ資料の紹介です。
図書館スタッフが自分のお気に入りの本やCD・DVDなどを、様々なエピソードとともに紹介しています。どうぞお楽しみください。
今回のおすすめ本は、『花のおもしろフィールド図鑑 春』です。
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タイトル:『花のおもしろフィールド図鑑 春』
編著者:ピッキオ
資料コード:610363375
請求記号:470.3/ピ
未曾有の状況下、いかがお過ごしでしょうか。
みなさまそれぞれの事情それぞれのご苦労がおありと思います。
私はと言えば、お気楽な部類なんだろうなぁ…と申し訳ないようですが、図書館が休館となり、STAY HOME。
籠もりきりの日々で足腰が弱る、脳ミソが弱る、太る。
それで、散歩を日課とすることにしました。
3密を避けて、歩くのはもっぱら自宅周辺です。
この時ばかりは嫌なことは考えないようにしてのんびり歩けば、普段なら気づかないキラリと光る小さな発見が!
ほら今日もこんなところで!
…………って、そんなよくあるちょっと素敵ばなしになるわけないじゃん!
毎日、毎日、同じ場所を歩いていると…飽きる。
「徘徊」と書かれた札が背中に貼ってあるような気がしてくる。
「こんな時に何やってんだ自分!」と思う…。
それでも、この季節、歩いていて目につく道端の小さな花たちのなんと可愛らしく美しいこと。
私はこういった雑草の花を見るのが好きです。
以前、雑草の名を調べてみようと思い立ち、幸い図書館には「野の草花図鑑」的な本が何冊も揃っていますから、片っぱしから順に借りたことがあります。
その結果、一番見やすかったのが、この『花のおもしろフィールド図鑑』。
あ、誤解しないでくださいね。
“私にとっての”一番、という意味で、他の本は見づらくて駄目っていうことでは全然ないですからねー。
この本の良いところ
①花の色ごとに載っている。
花の実物を見ながら「え~と、どれだ?どれだ?」とページをめくるのは意外とめんどくさいものでして、調べたい花が白かったら「白い花」の箇所を開けばよいというのは、とっかかりとしてとっても便利。
②解説も丁寧で、同じ科のよく似た花の見分け方がイラスト入りでわかりやすい。
③ちょっとしたコラムや豆知識が楽しい。
「カラスノエンドウの豆は炒めるとちゃんと豆の味がしておいしい」とか「スイバをゆでて味噌汁に入れるとおいしい」とか!
(豆知識は、食べる話ばかりではないですよ。)
④重くないから持ち歩くのもそれほど苦じゃない。
図書館の本をずーっと借りているわけにもいきませんから自分で買いました。
この本が手元にあるおかげで毎日の散歩が倍楽しくなりました。
…やっぱり、ちょっとだけ素敵ばなしかも。
雑草の花が好きで名前も知りたいという方、もしいらっしゃいましたら(お仲間がいるといいな)いろいろな本を見比べてみて、ぜひ“自分が一番見やすい”本を見つけてください。
図書館には前述の通り、図鑑、ポケットガイド、イラスト入りのエッセイなどなど…たくさんありますから。
春の初めごろは、紫やピンクの花が多かった。
最近は黄色い花が増えてきたような気がします。
非常にざっくりした印象ですが、季節が移り替わっているんだなあと感じます。
ちなみに、この本のシリーズには『夏』と『秋』もありますよ。
【関連資料紹介】
タイトル:『花のおもしろフィールド図鑑 夏』
編著者:ピッキオ
資料コード:610363366
請求記号:470.3/ピ
タイトル:『花のおもしろフィールド図鑑 秋』
編著者:ピッキオ
資料コード:610363384
請求記号:470.3/ピ