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毎夜聞こえるパンこねの音?ではなく、あなたの手に取られるのを待っている本たちを輝かせる書架整理の音

稲城市立図書館
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ごぶさたしております、図書館の「音」(ASMR=Autonomous Sensory Meridian Response)をどうぞ!

第21回目は「毎夜聞こえるパンこねの音?ではなく、あなたの手に取られるのを待っている本たちを輝かせる書架整理の音」をお届けします。
図書館の一日を終える音です。
午後8時過ぎ、利用者の皆さんが帰られると、小刻みに響きます。

パンパン パンパン…!

ちょうどおなかも空く時間。
リズミカルにパンをこねる音にも聞こえて、「今日は何パンですか~?」などと冗談を言いながら、明日の開館のために書架を整えます。
程よい力加減で図書の背を優しくたたきます。
書架の本たちが少し揺れる程度に自立させます。
きつすぎてもいけません。
この音は決して皆が出せるわけではありません。
熟練した技術?のなせる業です。

パンパンパン…

実はこの書架整理。
単に書架を整理するだけでなく、たくさんの本と出会える奥深い時間です。
何度も見てきた書架ですが、こうして背に手を触れながらめぐっていくと
「なんだかこの本楽しそう、こんな本があったのか!なんだか気になる…」と発見が止まりません。
探そうとせず漫然と書架をめぐると、自分の興味が湧きたつ出会いがあったりするのでおすすめです。

今日も閉館後にパンパンと、
図書館の小人たちがあなたの手に取られるよう本たちを輝かせています。
お楽しみください~

みんなにも読んでほしいですか?

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