スタッフコラム「探り続けてしまうとしても残念じゃないと信じてる」
大体において、自分はなにかに夢中になると、そればかり追いかける癖があります。
けれど、中には気になりつつも、敢えて手を出さずにいたものもあります。
これは気になる。気になるけれど、一度興味を抱いたら、きりがなさそう。
時間もお金も足りない!となるに違いない。そう思い、あまり掘り下げないようにしてきたものが。
先日、某演劇グループが、昔の公演を期間限定配信で公開してくれました。
メンバーが好きで、これまでずっと惹かれてはいたものの、舞台は観たことがなかったチームです。これを機に視聴しました。それが、新選組のお話だったのです。
ほれ見たことか! やっぱり格好いいじゃないか!今まで、敢えて好きになろうとしてこなかったのに。新選組なんて、資料も多いし、人物は魅力的だし、縁の地が近場にあるし、追いかけ始めたら大変だと思っていたのに。
観ていて思ったのが、やはり知識があったほうがずっと面白いだろう、ということです。特に、メンバー5人の舞台だったので、ひとり何役もこなすのですね。幕末、今までぼんやりとしか知らず。誰がどんな思惑で、何派なのか、わかっていたらもっと楽しめたろうと感じました。
私は興味が湧くと、すぐに図書館で調べます。
まずは児童向けや漫画化されているものなど、簡単なところで全体を把握してから、徐々に深く、一般のコーナーへと資料を求めてゆきます。好きなものを追求するのに、図書館はすごく便利です。
他にも、有名な歌劇団、源氏物語、懐かしいアニメなどを今は追いかけています。一つのきっかけから、興味の輪が広がることは多々あります。舞台になった土地や時代を知ろうとしたり、原作があるのか調べたり、掲載されている参考文献にあたったり。特に、もうお店では売られていない昔の資料を見つけられるのは、大きな喜びです。
仕事中見かけたCDから「私、この人の音楽、好きそうな気がする」と感じ、その後聴いてみてすぐに魅了され、図書館に他の資料はないかと検索し、執筆活動されていると知ったこともありました。
館内には、鉱脈や沼がそこかしこに潜んでおります。更に追跡の場は現実へと繋がり、世界はどんどん広がってゆくのです。
今回も、探索し甲斐がありそうだとにらんでおります。これから得る知識で、道はどこへ続くやら。
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