スタッフコラム「絆創膏」
特別整理期間をご存知でしょうか?
中央図書館では、毎年5月の第4月曜から4日間設けています。
期間の中でメインとなるのは「蔵書点検」です。
「蔵書点検」とは、図書館の本が正しい場所にあるか、ないかを
確認するために行います。図書館にある全部の本やCDを、
機械を使って読みとるのです。
その本が図書館にちゃんとある、ということを確認します。
本の確認を行うにあたっては、2つの機械を使います。
一つは薄い板のようなものでICタグを読み取ります。
板を本の間に差し込み左右何点かの情報を読み取ります。
もう一つはバーコードを使うもので一点、一点、棚から取りだして
バーコードリーダーを使って読み取ります。
その期間目前の5月のある日。
何年ぶりかにフライパンで火傷をした。
20mm×9mmくらいの大きさで左手人差し指の内側第二関節あたり。
直後そして、就寝中も保冷剤を当てて冷やしたものの、
やはり翌朝水ぶくれができていた。
以前は水ぶくれができた時は針でつついて水(?)を出していたものの、
一応、ネットで処置を検索した。
先ずは、患部を冷やす、流水で10分前後を推奨。
一晩中、保冷剤なんて宜しくないらしい。
冷やしたら、すぐに皮膚科に行くべきとの事だが、この後予定があり
病院へ行く時間がなく、一応消毒してガーゼ付き絆創膏を貼って外出。
水ぶくれができたら皮膚科受診が最優先だが、
まずはその部分をガーゼで覆うことが大事らしい。
つぶしたり、素人が水を出す、なんてもっての外。
その後、痛みもないので朝晩、絆創膏を貼りかえる事を繰り返す。
数日後の蔵書点検の朝。
忘れていた!右利きの私は左手で本を取りだし
右手でバーコードリーダーを使って読み取る。
左手で取りだし、右手で読み取り。左手、右手、左手、右手と
幾度とない繰り返し!患部に当たる!!
終了後、絆創膏のガーゼの隅から切れはじめていたが、
何とか、患部を覆っている。それまでは絆創膏には
一日何の変化もなかったのに、左手に負荷を与えすぎたのかしら?
幸いにも痛みはなく、患部はつぶれず、まだ水ぶくれ状態。
何ともない。良かった。
その後…
いつしか、水ぶくれは無くなり、徐々に皮がむけ、
痕がパリパリに突っ張った状態。
火傷から数週間後、赤みが少し残るのみとなり、やっと絆創膏を止めた。
つぶさなくて良かった。思った以上にキレイに戻った。
ご存知のように最近のガーゼ付き絆創膏は、
蒸れないけど保湿性、防水性あり、と機能を持たせたものが多い。
おかげで水ぶくれも破れず、患部が小さかったため、絆創膏で済んだ。
今では赤みさえうっすらとなり、何年か前の火傷痕より色が薄い。
絆創膏さまさまでした。
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