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稲城市立図書館note半年間のふりかえりと、これからについて

東京都稲城市立図書館では、2020年5月からnoteを開始しました。ちょうど半年が経ちましたので、これまでのふりかえりをしながら、当館公式noteのこれからについても書いてみようと思います。

このことについては、note proでインタビューいただいた記事に凝縮されておりますので、こちらもご覧ください↓

note開始のきっかけ

もっと図書館からの発信を強めていく必要があるーーー。

これは、当館では以前より考えられてきたことでした。これまでも、2016年の公式ホームページリニューアルを皮切りに、同年にTwitter、翌2017年にはFacebookを開始するなど、この数年で発信の機会を増やしてきてはいました。ただそれは、図書館に来てもらうための発信という意味合いが強いものでした。

しかしながら今年のコロナ禍により、当館も臨時休館を余儀なくされたことで、図書館からの発信の必要性が本格化しました。

本や視聴覚資料といった図書館資料を貸し出せない、おはなし会やイベントもできないという、図書館に来ていただけない状況で図書館としてできることは何か?という問題に直面しました。そうすると、WEB上での発信が一縷の望みとなりました。そんな中で立ち上がったのがnoteでした。

noteで何を発信したかったのか

開始当初、まず浮かんでいた案は以下のとおりです。

・これまでの発信のまとめ(ホームページ、SNS)
・臨時休館中(4~5月)にしていたこと
・音声発信

冒頭でお伝えした通り、当館ではnote開始前からすでにいくつかのコンテンツは備わっていました。

〇ホームページ
iブラリブログ(スタッフコラムとおすすめ資料を不定期連載)
各種イベント情報お知らせ

Twitter
・特集展示情報(中央図書館「毎日展示」や新着情報)
喫茶食レポ?
・各館の名物企画 など

Facebook
・長尺動画
・展示情報のアルバム

これらをまとめることで、さらに図書館を身近に感じていただきたかったということがあります。

また、臨時休館中に行った施策をまとめておきたいとも思っていました。これはその後にとって資料としても有用だと考えていました。

そうして生まれたのが、以下のような記事です。

そしてさらに、これらに音や声を足すことはできないかと考えていました。そうすればもっと図書館の中や裏側を、ご自宅などWEB上から感じていただけるのでは、と思ったのです。その一つが「図書館の音(ASMR)」です。

図書館は、道具を使うことが多いので、音であふれています。最近では、スタッフの作業中に音を採集していると「音ですか?」「今、いい音ありますよ」などと、少しだけ理解(?)が広まってきました。

まわりの反応

一番最初にお声をいただいたのは、やはり利用者の方々でした。メールにて図書の予約をされてきた方からは、文面の最後に「noteおもしろいですね!」の一言が!また、別の方からは「noteで利用者参加型のイベントも企画してほしい」という貴重なご意見もいただきました。

想定外だったのが、稲城市外の図書館から「noteみました」という反応があったことです。これには中の人々も、びっくり。noteの広まり具合を肌で感じました。

このことについては、国立国会図書館のカレントアウェアネス・ポータルに紹介されたことも大きいと思います。

図書館noteのこれから

これから充実させていきたい・やってみたいのは、以下の通りです。

・「私の図書館しごと」など文章記事の充実

こちらは、10月より不定期連載しているものです。おかげさまで好評です。私たち中の人が普段行っていることや想いをより多くお伝えしていくことで、図書館をより身近に感じていただきたいと思っています。

・音だけでなく声も=図書館ラジオ?

図書館の音だけでなく、中の人の声も届けたいと思っています。図書館ラジオ、聞いてみたいと思いませんか??映像よりも、あえて音声にフォーカスしていくのが当館です。

・インタビューなどの利用者参加型イベント

やはり利用者の方々とともに生きる図書館でありたいと思っています。それをnoteでも形にしたいと思っています。

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ということで、図書館note半年のふりかえりとこれからについて書かせていただきました。今後も、さらに市民の皆さまや市外の方々にも愛される図書館を目指していきます。その過程としてのnoteです。どうぞ企画などご意見などありましたらぜひお寄せください。

今後とも稲城市立図書館ならびに図書館noteをよろしくお願いいたします!

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